5月のおすすめフルーツ

【京都府/かみむら農園】ついに見つけた有機JAS認証いちご。さまざまな縁で実った奇跡の瑠璃。

本商品が(予約)発売になる時期に、連絡をご希望される方はメールアドレスを送信してください。



たった0.002%しか存在しない
超プレミアムな有機JASいちご

感動を超える幸せと笑顔のために。

 世界で10位、生産量16万トンの日本のいちごは品種が約300種と大変多く、世界全体の品種の半分以上という説もある。いちごは栽培期間が長いため、病害虫の被害を受けやすい繊細な果実だ。慣行栽培のりんごの標準的な農薬散布回数が36回であるのに対し、いちごは50回前後に及ぶ。化学肥料・農薬不使用の有機栽培のいちごの生産者は日本にわずか10名ほどしかいないといわれている。
 そのうちの1人が、京都府八幡市初の有機JAS取得農家、かみむら農園の上村慎二さんだ。板前や自動車営業など、さまざまな職種を経験した後、2010年に就農。きゅうりや大根、にんじんを有機で栽培し、2017年からは有機いちごの栽培を開始した。
 自身の野菜作りが間違っていないか確認するため、味と栄養価を競うコンテストに毎年出品し、大根部門で2度最優秀賞を受賞。ほうれん草は2年連続ファイナリストに選出された。師匠から受け継いだ有機農業の技術を次代に伝えるべく、研鑽を積んでいる。

かみむら農園の特徴
◉ 化学肥料を使わずにいちご本来のおいしさを追求する
◉農薬や化学肥料を使用してないため、安心して子どもたちに食べてもらえる
◉日本では数少ない有機JAS認証のいちご
◉品種は、おいCベリー、よつぼし、やよいひめなど。リレーしながら12月から5月くらいまで出荷可能

→かみむら農園のファームレター

こだわりの植物性肥料で、余韻の残るおいしい作物を


香り高い肥料が「口福」を生む

 この圃場は最初、トラクターを入れてもボロボロにならない重粘土で、雨が降ったらべちゃべちゃでしまる状態でしたが、10年経って団粒もでき、香り高くふかふかなよい土に変わってきました。
 肥料は地元の資材を使って循環させたいと思っています。近所のお豆腐屋さんの産業廃棄物だったおからに菌と米ぬかを混ぜて発酵させ、ぼかし肥料にしています。京都の南部で竹が豊富なので、潰した青竹を竹の乳酸菌だけで発酵させて使っています。香りがよくなり、糖度が上がりました。
 畜糞関係は入れません。えぐみ成分の硝酸態窒素が上がってしまうし、肥料によって作物の香りが変わると思っているからです。香り高いものを入れたら香り高い作物ができるという考えです。
 単調な味わいだと、口の中に物を放り込んですぐに「甘っ」「酸っぱ」と一瞬で消えてしまいます。それが「甘酸っぱい」になったら、「甘い」「酸っぱい」と横ブレして、少し長く残り出します。さらに香り、雑味、コクが加味されると螺旋状にぐるぐる回って、味が消えるまで時間がかかります。
 香りが鼻から抜けるような、口の中に長く残る複雑な要素が「おいしい」の定義かなと僕は思っていて、その辺りを竹を入れて実現できるようになりました。例えば、僕のいちごを食べていただいたら、甘味と酸味のバランスがよく、香りも豊かで、「口福」を感じていただけると思います。


 

有機栽培のいちごに挑戦

  いちごは200株からスタートし、600、1200、2400、4800株と徐々に増やして5年目。来年は1万2000株の予定です。自分が食べたいという理由で、就農当初から作りたいと思っていました。当然、有機栽培しか選択肢がありません。大丈夫だろうと軽い気持ちでしたが、やってみたらとんでもなく大変でした。でも、ポジティブなのかアホなのか、「失敗してもいいや、うまくいけばラッキー」と思っているんです。
 大量発生するアブラムシはてんとう虫で制圧し、農薬を極力使わずに天敵で防除します。受粉用ビーフライのおかげで、奇形果が減りました。
 収穫の時間帯にはこだわっていて、いちごに限らず、花を咲かせて実をつけるものは夜の間に実に栄養を戻すので、その時間帯を狙って明け方4時から収穫します。いちごは暖かくなると急に柔らかくなるので、4月は3時スタートです。来季2棟建て増しするハウスには暖房や天井のライト、環境制御を整えますが、いまは明かりがないので、ヘッドライトをつけて1人で収穫しています。
 来季はよつぼし、おいCベリー、やよいひめの3品種を作ります。台湾輸出のオファーをいただいていて、こすれに強い固い品種を選びました。

商品名 瑠璃の宝石(有機JASいちご)
肥料 自家製植物性肥料
販売 12月〜5月
消費期限 到着後冷蔵保存にて約5日程度
生産者 かみむら農園
代表者 上村慎二
所在地 京都府内里東ノ口9番地