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HONEST FOOD & DESIGNについて

生産者の努力と想いを、発信したい。

 有機JAS認証を取得していない生産者は、「有機栽培」や「オーガニック」という言葉を使うことが法律で禁じられています。
 農産物の認証は国によって異なり、日本では農林水産省の「有機JAS認証」が欧米のオーガニック基準と同等とされています。そのほかにも、MOA自然農法文化事業団による「自然農法認証」、都道府県による「特別栽培」や「エコファーマー」、G-GAPやJ-GAPといった生産管理の認証制度もあります。
 けれど、こうした認証を受けていなくても、情熱と高度な技術で農業に取り組んでいる生産者は多くいます。第三者の認証はもちろん大切ですが、それ以上に「作る」努力や知恵、地域を守ろうとする気持ちも尊いと私たちは思います。
 これまでさまざまな生産者を訪ね、農産物を実際にいただいて感じたのは、「人柄が味に出る」ということ。同じ作物でも、地域や気候、土の違いに加えて、生産者の優しさや几帳面さ、大らかさが、形や味わいに現れていると感じます。そんな想いで味わうと、また違った楽しみが生まれます。

本当に大切なのは、生産者と生活者との信頼関係。

 HONEST FOOD & DESIGNは、次世代を見据えた農業や水産業に取り組む生産者、持続可能な地域づくりを目指す方々、そしてそれを支える人たちを取材し、商品やその背景をご紹介しています。
 2011年、農林漁業の6次産業化の取り組みをきっかけに生産者の取材を始め、地域や農業が抱える課題にも目を向けるようになりました。それ以来、私たちは「何ができるか」を考えながら、クリエイティブの力を地域や生産者のために多面的に活かすことを目指しています。
 たとえば、有機農業の田畑は日本全体で0.5%未満。イタリアの15%(2021年・農水省調べ)と比べると、先進国の中では最下位です。日本は高温多湿な気候のため病害虫が発生しやすく、有機農業には向かないとも言われます。それでも工夫と技術で挑戦し続ける生産者の姿勢は、海外からも注目されています。
 こうした方々をもっと多くの人に知っていただきたくて、私たちは「ファームレター」を発行しました。2018年には、日本の有機農業に貢献する活動として、グッドデザイン賞も受賞しました。

私たちは本業である、クリエイティブの仕事を地域や生産者とともに多面的に展開し、その価値を多くの方に届けられたらと考えています。