フェースはデカくゴツゴツとした男前。みずみずしさ弾ける特別栽培あたご梨
左は大きさを比較した写真で、一番右側は普通サイズのりんご。その左が小サイズ、中サイズ、一番左が大サイズのあたご梨。大きなものは赤ちゃんの頭ぐらいあるという。
あたご梨は追加熟成(収穫後も成熟する)する果物です。冷暗所の保存で約1ヶ月以上持ち、追熟するとさらに甘くジューシーに。お正月にいただける梨としても重宝されている。
岡山県で有機JAS認証の桃を栽培する三谷さんが近年手掛け始めたのがあたご梨。慣行栽培(農薬や化学肥料を使う現代農法)の畑を受け継ぎ、有機栽培への転換を試みた。現在、梨の有機栽培はほとんど存在しない。だれも有機栽培をやらないのであれば挑戦する甲斐があると、試しに1本だけ有機栽培を試みたところ、その木だけではなく20本弱の木も含め全滅。ひどい目にあったという。それから3年たち、ようやく今年(2019年)、特別栽培でのあたご梨を収穫できるようになった。 愛宕梨は重量が1kg~2kgにもなる日本最大の梨。11月に収穫した後、12月まで追熟させる。追熟した愛宕梨は非常に果汁が多く程よい甘味があり、果肉が柔らかくなる。ラ・フランスと普通の梨の中間というイメージ。収穫してすぐは酸味が強く、一月掛けて追熟し、柔らかくまろやかになり、甘さが増してくるのだ。
また、あたごは日持ちもよく、冷暗所で保存すると約1ヶ月程度は保つ。その間少しずつ熟成が進むので、味の変化を楽しみたい。
愛宕梨との出会い
自分で食べるなら梨が好きです。この辺りは「愛宕梨」という赤ちゃんの頭ぐらい大きな梨が作られていて、私も近所のおばあちゃんから畑を預かって4年目です。梨は桃以上に防除する果樹です。「梨を食べたいな」と農薬アレルギーの知人がぽろっと言ったのが気になり、試しに1本だけ農薬を使わずに栽培しています。順調に育って10月に無事に収穫でき、喜ばせられたら嬉しいですね。
私もだんだん年をとってきているので、若い人に有機の桃の圃場を引き継ぎたいと思っています。この辺一帯は水がきれいで、昔は細い糸トンボがたくさん飛んでいました。防除していたときには全然見かけなかった虫も戻ってきています。若い人に里山の良さをもっと知ってもらいたいし、薬をたくさん使わなくてすむ農業をしたいという、自分と同じような感覚の仲間が増えてほしいと願っています。5年後ぐらいに自分の全圃場を有機栽培にしたいというのも目標のひとつです。
お勧めする理由
◉ 日本で一番大きな梨。贈られた方もびっくり!
◉ 30日間以上日持ちし、徐々に柔らかく甘みを増す
◉ 生産者自身が地域において次世代につなげる資源を作る活動を行う
商品名 | 愛宕梨 |
農薬 | 減農薬 |
肥料 | 無化学肥料 |
認証 | 特別栽培 |
販売 | 12月中 |
消費目安 | 到着後約1ヶ月(冷暗所保存、食べる前に冷蔵庫へ1時間程度) |
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