「ネオニコチノイド」系殺虫剤について

神経の発達に悪影響がある「ネオニコチノイド」系殺虫剤
田んぼや畑にトンボが飛んでいない、虫の気配がないのはネオニコチノイド系殺虫剤(以下、ネオニコ系殺虫剤)を使用している可能性があります。ネオニコ系殺虫剤は昆虫の神経伝達を阻害することで農産物への被害を阻止します。ハチは農業において花粉媒介という重要な役割を担っていますが、ネオニコ系殺虫剤の使用が広まった同時期に、世界各地でハチの大量死が相次いで報告され欧米では、2000年代初頭にネオニコ系殺虫剤を規制する動きが始まりました。
さらに近年は低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがあると、EU(欧州連合)でEFSA(欧州食品安全機関)は報告しています。事実、世界各国でネオニコ系殺虫剤の使用量と使用年代が自閉症や発達障害の子どもの増加傾向(年代)と一致していて、何らかの因果関係があるとされていますし、その傾向は日本も同じです。しかし、日本は未だネオニコ系殺虫剤を輸入し、普通に使用しています。
ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】(2021年11月6日放送)TBS NEWS DIG Powered by JNN