こだわりの無農薬栽培が生む 香り高く風味豊かなゆず加工品
ゆずは他の柑橘類と違い、温暖な海岸地帯よりも寒暖差が大きい内陸の山間部に産地が多い。大分県宇佐市院内町では町長らの要請で日本初のゆずの産地化が始まり、櫛野正治さんたちゆず農家の地道な努力が実を結び、「柚子といえば院内」といわれるほどの西日本有数の産地を誕生させた。
ゆずの収穫期は9月から12月ごろまでで、はじめの頃の香り高い青ゆずは、ゆずこしょうなどの薬味用に使われる。最初にゆずこしょうが作られたのは大分県だ。「こしょう」とは唐辛子のことで、九州の一部の地域の方言だという。11月から12月に黄色に熟すと果汁が多くとれるようになり、果皮はマーマレードや色鮮やかな乾燥パウダーとして使用される。
栽培からスタートした櫛野農園はゆずの加工も手がけ、2004年に大分県エコファーマー認定を受けた。料理人として修行を積んでいた息子の光正さんが2代目社長に就任し、お客様ニーズに応える商品を自社工場で多数開発、宇佐市の食材を使って定期的に提供される学校の「ふるさと給食」にも櫛野農園の「ゆずティー」や「ゆず蜜」が採用されている。
代目社長の櫛野光正さん(左)と同級生の中尾一光さん。中尾さんは農作業を全面的に任されている、ゆずの栽培責任者。収穫を手伝う福祉施設や年配の方々をまとめあげる頼もしい存在
櫛野農園のゆず加工の特徴
◉ 安全安心を考えた無農薬でのゆず栽培にこだわる
◉ 食品添加物や甘味料は極力使用しない
◉ ゆずの香りを大切にするための様々な工夫
◉ 昔ながらの味を未来につなげる努力を惜しまない
世代や国を超えて、院内のゆずを広めたい
櫛野農園 櫛野光正さん
料理人から、ゆず加工品の製造へ
1974年に大分県が一村一品運動を始めた流れで宇佐市の院内町も特産品を作ろうと父に声がかかり、鍵山団地に千本の苗木を植えたのがゆず栽培の始まりです。 最初は青果として市場に下ろしていましたが、生産量が増えてくると値崩れが始まり、価格が安定しなくなりました。加工品にして販売しようと、1991年からゆずの加工を始めました。
父の祖母が作っていたゆずごしょうをベースに商品化し、1993年に九州沖縄物産展に参加した際にバイヤーの目に留まり、翌年には東京で全国物産展に出展、院内のゆずごしょうを認知していただいたそうです。
高校卒業後、調理師学校に1年通って免許を取得し、私が東京の洋食店に勤めて3年ぐらい経ったころに父が体調を崩しました。ゆずの加工品が軌道に乗り、売り先が増えてきた矢先のことです。
最後に働いていた飲食店がレストラン部門を閉鎖するのと時期が重なり、家業を手伝おうと故郷に戻ったのが2003年、23歳のときです。加工をメインとする製造について、ゼロから叩き込まれました。
2005年に株式会社櫛野農園に法人化しました。父は胃がんで、2/3ぐらい胃を切除しましたが、どんどん元気になってもう20年が経ち、いまでは会長を務めています。2019年には工場を集約させ、売店も一緒にした加工場で製品化ができるようにしました。
■ゆずごしょう極上(青) 486円(税込)
お鍋はもちろん、焼き鳥やお刺身、汁物などの相性も抜群です
原 料:青唐辛子(大分県産)、柚子皮(大分県産)、食塩
内容量:50g
■柚子ごしょう極々上 864円(税込)
お鍋はもちろん、焼き鳥やお刺身、汁物に足して味変をお楽しみください。
原材料:青唐辛子(大分県産)、柚子皮(大分県産)、食塩
内容量:70g
■ゆずティー 1,080円(税込)
カップにゆずティーを小さじ2,3杯程度入れ、お湯を注いで混ぜてください。トーストやヨーグルトにもよく合います。
原材料:青唐辛子(大分県産)、砂糖、オリゴ糖、水あめ、はちみつ/酸化防止剤(VC)、ゲル化剤(ペクチン)
内容量:280g
■ゆず蜜(5倍濃縮) 972円(税込)
夏は冷たい水や炭酸水で薄めて、冬はお湯でホットゆずに、また、焼酎との相性も抜群です。
原材料:ゆず果汁(大分県産ゆず)、砂糖、はちみつ
内容量:300ml
■ゆずぽん酢醤油 702円(税込)
ゆず風味の万能調味料です。鍋や湯豆腐などの和食、その他、サラダや焼肉・しゃぶしゃぶなどにご利用ください。
原材料:しょうゆ(大豆・小麦を含、国内醸造)、醸造酢、ゆず果汁、米醸造調味料、砂糖、鰹節エキス、昆布エキス、酵母エキス
法人名 | 株式会社櫛野農園 |
代表者 | 櫛野光正 |
住 所 | 大分県宇佐市院内町櫛野661-4 |
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【大分県/櫛野農園】無農薬栽培で育てた柚子から生まれる、香り高い柚子商品たち。
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